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琴平町内の小・中学校で菜花の出荷・収穫体験学習を実施しました。

2023.3.17

 香川県は菜花の生産量が全国3位で、琴平町でも盛んに栽培されています。

 琴平町では、栄養教諭がコーディネーター役となり、JA、農家、小・中学校と連携し、菜花の出荷・収穫体験学習を実施しています。子どもたちは、出荷作業や収穫作業をするだけでなく、栽培の様子や苦労などの話を聞くことで農業の大変さや感謝の心、また郷土について学ぶ機会となっています。

 

   

 出荷作業では、専用の木枠を使って束にします。売り物にするためには見た目がとても重要で、上から見てきれいな正方形になるのが理想です。子どもたちは、苦戦しながらも各々の束を作ってうれしそうに完成したものを見せてくれました。農家の方でも30束作るのに2時間かかります。とても大変な作業なんだと驚く声が上がりました。

 

   

 収穫作業では、榎井校区の畑に体験に行きました。広い畑一面に菜花が植えられている光景を見て「わあっ」と声が上がりました。畑に入って、最初のひとつをはさみで収穫すると「とれたよ!」と菜花を掲げて喜んでいました。また、時間が経つと腰をかがめて作業することの大変さを実感することができていました。短い時間ではありますが、子どもたちにとっては収穫の喜びと苦労を実際に体験できる貴重な機会となっています。

 

 給食では、体験学習で協力いただいている農家の方の菜花も使用しています。先ほどまで触れていた菜花を食べることで、より菜花への関心や感謝の心が育つようにしています。苦手な子どももいる中で「さっきの菜花だね」「全然苦くなくて、おいしい」などたくさんの声を聞くことができました。今後も地域と協力しながら、いろいろな食育の機会をもてるようにしていきたいと思います。

 体験学習では検温、アルコール消毒、換気、マスク着用など感染症予防対策を行って実施しております。

 体験学習当日の給食は、1/252/82/223/2の献立カレンダーをご覧ください。

 

作成者:栄養教諭