2024.5.22
オリンピック献立第2弾はキューバのフリカセ・デ・ポーヨです。
キューバは、亜熱帯気候のため1年中温暖で、熱帯性の動植物が成育しています。主食は米ですが、白いご飯で食べることはあまりありません。黒いんげん豆と豚の油を入れて炊いた「コングリ」という赤飯のような見た目の炊き込みご飯を食べることが多いそうです。
今回登場したフリカセ・デ・ポーヨは、トマトソースを使った鶏肉とじゃがいもの煮込み料理です。フランス料理の「フリカッセ」が由来といわれており、生クリームを使った白い煮込み料理を意味します。キューバでは、このフリカッセを人気のあるトマトソースで煮込んでおり、仕上げにレモン汁を加えるため、さわやかな仕上がりになります。
センターで調理している様子です。まずは鶏肉をじっくり炒め、たくさんのじゃがいもや野菜を加えて煮込んでいきます。
【鶏肉を炒めている様子】
じゃがいもが柔らかくなってきたら、トマトピューレや調味料を加え、さらに煮込んでいきます。トマトピューレを加えると、じゃがいもが柔らかくなりにくくなるため、ここでしっかりと固さをチェックします。最後にスナップえんどうとレモン汁を加えたら、出来るだけ素早く仕上げます。
【スナップえんどうを手作業で切っている様子】
【レモン汁を加える様子】
また、キューバではグァバやパパイヤ、バナナなどのトロピカルフルーツが豊富な国です。そのため、デザートにはバナナがついています。給食ではカットしているため、切り口が黒く褐変しないように砂糖水につけてから提供しています。
【業者から届いたバナナ】
【バナナを1本ずつに分ける様子】
【バナナをカットしている様子】
給食の時間には、初めて聞く料理名だったため、給食放送をしっかり聞きながら食べていました。子どもたちからは「レモンの味がしてさっぱりしている。」「豆の色がきれい!」などの意見が聞かれました。当日は放送資料や栄養教諭の給食指導にて、キューバに関するお話をしました。
【当日の給食の様子】
このレシピは、ホームページ内「レシピ」のページに掲載しております。ぜひご覧ください。
第3弾はブラジルです。お楽しみに!
作成:栄養教諭