2024.6.21
オリンピック献立第3弾はブラジルのハバーダです。
ブラジルは、西暦1500年に世界を探検していたポルトガル人によって発見された国です。ポルトガル王国の一部となっていましたが、1822年に独立国になりました。20世紀に入ると、世界各地から人々が移住し、現在は日本にルーツを持つ、ブラジル生まれの日系2世、3世と呼ばれる人たちも多く住んでいます。
ブラジルの代表的なスポーツといえば、サッカーです。オリンピック競技の一つでもあります。大きな試合がある日は観戦のために町から人々がいなくなるといわれるほど人気のスポーツです。
ブラジル料理は、ブラジルの歴史に深く関わっており、先人の工夫が詰まった料理が多いです。代表的な料理には、フェイジョアーダ、ポン・デ・ケージョなどがあります。
今回登場したハバーダは、本来牛テール(しっぽの肉)を使います。給食では、牛テールが手に入らないので豚肉に代替しています。
センターでの様子を見てみましょう。食材を切ったら、大きな釜で炒めます。水と調味料を入れたら、具がやわらかくなるまでじっくり煮込みます。
味の決め手はエスパニョールソースです。エスパニョールは、トマトベースのソースで、デミグラスをはじめ様々なソースのベースとなる調味料です。
【鍋で豚肉を炒めている様子】
【エスパニョールソースを加えている様子】
【じっくり煮込んでいる様子】
【出来上がりの温度を測る様子】
じっくり煮込んだハバーダを食缶に配缶し、この日はごはんにかけて食べてもらいました。ハヤシライスに似ていますが、また違った風味になっています。
当日は、給食時間の放送をブラジルやハバーダについての内容にしています。子どもたちは放送を聞きながら、楽しそうに食べていました。
【子どもたちがハバーダを配膳している様子】
【ハバーダを食べている様子】
このレシピは、ホームページ内「レシピ」のページに掲載しております。ぜひご覧ください。
第4弾はスペインです。お楽しみに!
作成:栄養教諭