2024.7.3
オリンピック献立第4弾はスペインのソパ・デ・アホです。
スペインは、大西洋と地中海に囲まれたヨーロッパの南西端にある国です。闘牛やフラメンコなど私たちがよく知る文化がたくさんあります。代表的な料理は、トルティージャ(スペイン風オムレツ)やガスパチョです。
今回登場するソパ・デ・アホは、ソパが「スープ」アホが「にんにく」を意味し、日本語にすると「にんにくのスープ」のことです。本来は、寒い時期に食べるスープですが、琴平町産のにんにくを使って提供したかったので、6月にしました。また、スペインでは、冬に固くなってしまったパンをこのスープに浸して食べます。給食ではパンの代わりにお麩を入れています。
センターでの様子を見てみましょう。地元の農家さんが作ったにんにくは一つ一つ手作業で皮をむきます。3回洗ったら、フードプロセッサーに入れます。少し形が残るようにするのがポイントです。今回は、刻みにんにくとおろしにんにくを使用します。
【にんにくの皮をむく様子】
【フードプロセッサーでにんにくを刻む様子】
刻みにんにくは、はじめにオリーブオイルで炒めて香りを出します。具材をしっかり炒め、調味料を入れてさらによく炒めます。パプリカ粉を使うので、赤くなりました。全ての具材を入れ終えたら、仕上げにおろしにんにくを入れてさらに香りを出します。
【にんにくとオリーブオイルを炒めている様子】
【赤く仕上がったソパ・デ・アホ】
また、パエリアはサフランを使って黄色に炊いたごはんに炒めて味付けした具を混ぜて作ります。魚介のうま味や野菜の甘味がおいしいパエリアができました。
【サフランライスを炊く様子】
【出来上がったパエリアを配缶する様子】
当日は、香川短期大学の実習生が訪問しました。スペインの文化や料理の話を手作りの教材を使って伝えます。子どもたちは興味をもって楽しそうに聞いていました。
【実習生の話を聞く様子】
また、子どもたち同士でめずらしい名前に盛り上がりながら「おいしいね」と話していました。味だけでなく、いろいろな国の言葉への興味や理解が生まれるきっかけになればうれしいです。
このレシピは、ホームページ内「レシピ」のページに掲載しております。ぜひご覧ください。
第5弾はイタリアです。お楽しみに!
作成:栄養教諭