2025.6.3
今年の4月13日から10月13日の日程で大阪・関西万博が開催されています。「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するために8つのテーマ事業が設定されています。それにちなんで、今年度の給食では、それらのテーマに沿った献立を4月から10月にかけて提供していきます。
第2弾は「いのちを育む」献立です。このテーマでは「はかなくて、尊くて、力強くて、いとおしくて、美しい命の輝きと宇宙・海洋・大地に宿るあらゆるいのちのつながり」を表現しています。給食ではいのちを守り、育てることの大切さを考えて献立を作りました。
海に囲まれた日本では水産業が昔から栄えてきました。今では、獲る漁業から育てる漁業へと発展し、海の恵みであるいのちを大切にするために漁法の改良や環境保全などいろいろな工夫が行われています。
香川県では養殖業の発展に貢献した野網和三郎という人が有名です。香川県引田村(現在の東かがわ市)の安戸池で、ハマチの養殖を成功させた人です。香川県では今もハマチの養殖が盛んで有名なブランドにひけた鰤、なおしまハマチ、オリーブハマチなどがあります。今回はぶりを使った「ぶりの照り焼き」を給食に取り入れています。
【ぶりに下味付けをする様子】
【ぶりを天板に並べる様子】
【ぶりを焼く様子】
【たれを準備する様子】
【ぶりを数読みする様子】
【たれをかける様子】
給食の時間には、栄養教諭が作成した動画を視聴しながら万博献立を味わいました。小学校4年生の社会科では香川県の産業の一つとして養殖業について学習します。既に学習した小学校5、6年生の中には思い出した人もいたようです。
私たちは限りあるいのちをいただいています。そのいのちを守り育むためにどのようなことができるでしょうか。まずは、今どのようなことを行っているのか知ることが大切です。また、育まれたいのちを大切に扱うことも忘れてはいけません。子どもたちは大切においしく食べることができていました。
【教室で動画を視聴する様子】
今回提供した「ぶりの照り焼き」のレシピは、ホームページ内「レシピ」のページに掲載しております。ぜひご覧ください。
第3弾は「いのちを守る」献立です。ぜひお楽しみに。
作成:栄養教諭