お知らせ

万博献立第7弾!「いのちを響き合わせる」献立

2025.10.17

 最終回は「いのちを響き合わせる」献立です。このテーマでは、つながる世界で多様ないのちを尊重し、だれも取り残さない未来を目指す中で一人一人が輝くことができるよう、いのちを響き合わせて世界を創ります。

 今回は、日本文化が様々な外国文化と響き合いながら発展してきたことに注目しました。今、私たちが大切に受け継いでいる日本の文化は、外国に行った人や外国から来た人によって持ち込まれた様々な知識や技術とともに進化してきました。歴史上には、それに関わった人物が多くいますが、その中の一人が空海です。

 空海は善通寺市出身の僧で、31歳で唐に渡り、様々な物や知識、技術を持ち帰りました。その中には食べ物もあり、せんべいやお茶などがあったといわれています。

 空海が持ち帰ったものとして、今回はお茶を使ったちくわの緑茶揚げを作りました。天ぷらの衣の中にお茶を混ぜ、ちくわにつけて油で揚げます。

 

【お茶入りの衣とちくわを合わせる様子】 

【緑茶揚げを揚げる様子】

【緑茶揚げをクラスの人数分数読みする様子】

 

 また、諸説ありますが、うどんも空海が持ち帰ったといわれています。給食のうどんは、県産小麦「さぬきの夢2009」で作られ、給食用に袋ごとゆでられるものを使っています。具だくさんのあんかけにすることで、うどんにだしが絡みやすくなっています。

【うどんを袋ごとゆでる様子】

【うどんのあんかけを作る様子】

 

 学校では、子どもたちが栄養教諭の講話を聞いたり、動画を視聴したりしながら楽しそうに食べている様子がみられました。

【給食の様子】

 文化だけでなく、私たちはいろいろな人や出来事に出会い、その度に響き合いながら成長しています。子どもたちにはこれからも学校給食を通して、たくさんの食べ物、料理、味、食文化などに触れながら生きる力を身に付けていってほしいと思います。

 4月から続いた万博献立もこれで終わりです。少し寂しいですが、明日からの給食も安全でおいしく、楽しい内容にしていきます。ぜひお楽しみに。

 

 今回提供した「ちくわの緑茶揚げ」のレシピは、ホームページ内「レシピ」のページに掲載しております。ぜひご覧ください。

 

作成:栄養教諭