お知らせ

調理員さんの1日をみてみよう!

2025.11.25

 今回は、給食センターで働く調理員さん達の1日に密着しました!

 朝7時。調理員さんの朝は早いです。出勤して手洗いを済ませたら健康チェックをします。体調が悪いと調理場には入れません。体調に異常がないか、爪を短く整えているかなどを記録してから着替えます。

【健康チェックをする様子】

 730分。白衣に着替えて、爪ブラシでしっかり手洗いをしてから調理場に入ります。調理場内の台などは、使う前にアルコールで拭き上げていきます。

【丁寧に手洗いする様子】

【台を消毒する様子】

 食材を業者から受け取ります。数量や品質に問題がないか給食センターの職員と確認します。野菜の下処理では、葉物の野菜は1枚1枚はがして3回洗います。泥や虫をしっかり落とせるようによく見ながら洗います。

【牛肉の荷受けをしている様子】

【野菜を3回洗っている様子】

 8時30分。調理開始です。「ビビンバの肉」を作っています。130㎏の牛肉をすべて目視で検品してから、大きな釜で炒めていきます。

【牛肉を検品する様子】

【肉を炒める様子】

 同じ部屋で「トック入りわかめスープ」も作ります。大きな釜では約1000人分の汁物を作ることができます。食材から出るアクも丁寧に取りながら調理しています。

【ていねいにアクを取る様子】

【トックを入れる様子】 

 和え物室では「ビビンバのナムル」を作ります。野菜をゆでて真空冷却機で冷やした後、手作りのドレッシングとしっかり和えてから配缶します。ドレッシングとうまく混ぜるのは見た目以上に難しいです。

【野菜をゆでている様子】

【野菜とドレッシング・ごまを和える様子】

 10時。栄養教諭と味見をします。具材に火が通っているか、おいしくできているか確認します。味見をして中心温度を測った後、クラスの人数に合わせて計量しながら食缶に注いでいきます。大きな杓を使います。1杯分の重さは約3㎏です。およそ200クラス分全て注ぎ分けていきます。

【味見をする様子】

【食缶に注ぎ分ける様子】

 1030分。出来上がった給食を学校ごとにコンテナに積み込み、トラックに載せたら出発です。配送員さんが子どもたちに届ける給食を大切に運びます。

【食缶をコンテナに積み込む様子】

【給食センターを出発する様子】

 12時。お昼休憩です。その日調理場内であったことや、うまくできたこと等を調理員さん同士で話をすることもあります。

【給食を食べている様子】

 13時。ミーティングの時間です。次の日の給食調理について、班ごとに手順や方法の確認をします。

【ミーティングの様子】

   

 1330分。学校から帰ってきた食器具や食缶を洗浄します。およそ15000枚の食器、5000枚のトレイ、1000個の食缶、60台のコンテナを洗います。

【洗浄の様子】

   

   

 1515分。週に1回、センター職員、栄養教諭と次の週の献立や調理作業のことなどを打ち合わせます。切り方や入れる順番を相談したり、より衛生的な作業ができる方法を話したりしています。

【打ち合わせの様子】

 1645分。終礼です。1日の反省等を伝達します。終礼後、着替えたら退勤です。

【終礼・退勤の様子】

 子どもたちが安心しておいしく給食が食べられるように工夫し、気を配り、丁寧に給食を作って配送しています。学校給食が毎日当たり前に子どもたちの元に届けられているのは、調理員さん、配送員さん達のおかげです。

 各学校では、センター見学や給食時間の放送、授業等で給食に関わる人たちへの感謝の心を育んでいます。これからも学校給食センター一同、安全でおいしい給食の為に邁進いたします。

    

 

作成:栄養教諭