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善通寺市のキウイフルーツ農家さんを見学させていただきました!(前編)

2023.10.31

 香川県はキウイフルーツが盛んに栽培されています。現在は「香緑」「讃緑」「香粋」「さぬきゴールド」「さぬきエンジェルスイート」「さぬきキウイっこ」の6品種が育成されています。そんな香川県でキウイフルーツの生産量1位を誇るのが善通寺市です。今回は善通寺市内でキウイフルーツを専門で栽培・出荷している有限会社キウイバードコーポレーションさんの作業を見学させていただきました。

 キウイバードさんは、約6ヘクタールととても広い面積で栽培を行い、県内だけではなく全国に出荷しています。品質や味を追求しながら栽培を行う、キウイバードさんのおいしさの秘密を探ってきました。

 

 915日、さぬきゴールドとキウイのたまご(さぬきキウイっこ)の糖度検査の日です。春から秋にかけて大切に育ててきたキウイの収穫時期が近づいてきたため、どのくらい熟しているか確認します。キウイは完全に熟してから収穫するのではなく、あと一歩のところで収穫し、追熟()させます。香川県では、糖度検査の日にどれぐらい糖度があがっていると、収穫の時においしくなるか研究を重ね、基準の糖度を決めています。キウイバードさんは、さらに厳しい基準を独自で設定し、全てのキウイが甘くなるよう工夫してます。(追熟とは 収穫してから一定期間置くことで甘さを増したり、果肉を柔らかくしたりすること。)

【糖度検査の様子】

 

 10月3日、いよいよ収穫です。この日は、さぬきゴールドの収穫日でした。キウイの収穫は早すぎても遅すぎてもいけないため、おいしく収穫できる期間は約1週間といわれています。そのため、この時期のキウイ農家さんは大忙しです。少しでも傷がついてしまうと、出荷できません。見た目がきれいでも、落としたり爪で傷ついたりしたものが1つでも混じると熟すのが早くなってしまいます。すると、そのケースに入っているキウイは全て売り物にならなくなります。慎重に、丁寧に収穫を行っていました。

【収穫の様子】

 

 後編は、収穫した実を大きさや重さごとに分ける「選果」と、給食提供日の様子をお届けします!(後編は1122日アップ予定)

 

協力:有限会社キウイバードコーポレーション 

   島田様 国重様

作成:栄養教諭